REAL STYLE



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by 大地

久々に小説を。
哀沢×雅鷹の大学時代の話でも書こうかなーと思い付いたのを書き表してみた。
うまくできるといいなー。













「えー、またダメになったの!?」


遊ぶ予定を入れていたのに、その日に聞きたい講義があるからと言った哀沢くんの言葉に驚いて、大学のカフェテリアで思わず叫んでしまった。



「興味あるセミナーだし。次にいつ聞けるか分かんねぇし」



「だって、この前もダメになったじゃん!」



この前も教授に誘われてどこか行ってたし、しばらく哀沢くんとゆっくり過ごせてない。



一緒にいたいと思うのって普通じゃないの!?



好きなら、講義より俺を取るんじゃないの!?



考えたらイライラしてきた。



「哀沢くんって、何がいちばんなんだか分かんないよ」


「何って?」


「俺はさ、予定あっても、哀沢くんを優先にするもん。でも哀沢くんは違うんだね」


「俺は時と場合による」



何だよ時と場合によるって!
時も場合もなくて俺でしょ!



もう知らない!



「山田?」



俺は怒って無言で席を立って、食べかけのオムライスを片付けた。



「雅鷹くん、怒ってるの?」



ふと後ろから声をかけられた。



怒ってるよ!と思いながら振り返った。



「篠原くん」



同じ学部の篠原くんだった。



やば、振り返った時、睨んじゃったかも。



「睨むぐらい怒ってたんだ」



やっぱり睨んでたか。



「ごめんごめん!篠原くん何も悪くないのにね」


「俺でよければ話聞くよ」



なんて優しいんだ。



哀沢くんとは大違いだな。



「山田、もうすぐ4限だぞ」



篠原くんの後ろから、哀沢くんが俺に呼び掛けた。



俺は怒ってるんだから。



大事な予定をダメにされて怒ってるんだから。



そう思ってたのに、哀沢くんに頭をポンってされて「遅れるぞ」って低音ボイスでささやかれたら。



やっぱり、かっこいいって思ってしまう自分がいる。



「雅鷹く、今度話聞かせてね」


「ありがとう」



そういって篠原くんと別れた。



でも俺は怒ってるんだよ。



哀沢くんの隣を歩いていても、怒ってる。



歩いてるというか、歩いてあげてるんだよ。



この怒った俺が。
哀沢くんの隣を。



「山田」


「なに!」



今度は何を言って俺を怒らせるつもり…



「今日うちくるか?」


「えっ」



うそ、
急なお誘い。


やばい、
嬉しい。



「うん!」



哀沢くんは、俺の扱い方を知ってるんだなぁ。

2017/04/13 23:32

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